あらすじ
もしも「恋愛」がなかったら、世界はどうなる――?
恋愛感情がないから、独占欲もないし、嫉妬も束縛もない。
特定の相手を決めないから、失恋して傷つくこともないし、いろんな人とセックスだって自由。
でもこの世界にも、恋愛感情を持つ少数派の人間もいて…。
「レンアイ」と呼ばれ、冷たい目を向けられるマイノリティたちは、
周りからの理解の得られなさに苦しみながら葛藤する日々を送る。
主人公の乙葉もそんな「レンアイ」のひとりで…。
本作は21年に恋愛ウェブメディアAM(アム)で連載されると、
“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれる物語が共感を集め、
大きな話題を呼んだコミック『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』の待望のドラマ化。
恋愛がない世界で、ひとりの人を特別に好きになる「レンアイ」であることを自覚し、
葛藤する主人公・乙葉を演じるのは島崎遥香。
同じく「レンアイ」でありながら、乙葉とは違い感情を隠しながら生きる青年・ハレを演じるのはISSEI。
原作はドラマ化でも話題となった『真・女性に風俗って必要ですか?』 (ドラマタイトル『ジョフウ ~女性に××××って必要ですか?~』)など、 仕事、恋愛、結婚、悩みの尽きないアラサー女性の心情を赤裸々に描くタッチで知られる作家・ヤチナツ。
「ひとを好きになるとは何のか?」を見つめなおす異色のラブストーリーが誕生した。
もしも「恋愛」がなかったら、世界はどうなる――?
恋愛感情がないから、独占欲もないし、嫉妬も束縛もない。
特定の相手を決めないから、失恋して傷つくこともないし、いろんな人とセックスだって自由。
でもこの世界にも、恋愛感情を持つ少数派の人間もいて…。
「レンアイ」と呼ばれ、冷たい目を向けられるマイノリティたちは、
周りからの理解の得られなさに苦しみながら葛藤する日々を送る。
主人公の乙葉もそんな「レンアイ」のひとりで…。
“レンアイ”という感情が存在しない世界で、乙葉はずっと自分のセクシュアリティに違和感を覚えてきました。
乙葉の役をいただいて、”理解されない世界にいながら、自分の気持ちと向き合い前へ進もうとする姿”を丁寧に表現したいと思いました。
乙葉を演じると決めてからは、毎日“恋愛ってなんだろう?”“マイノリティに対してどう向き合うべきか”を考える日々でした。
この作品が、皆さんの心にも何か届くものがあれば本望です。
自分の気持ちに素直になることが、世間から見れば「普通じゃない人」だとカテゴライズされてしまう。
その理不尽さや息苦しさを乙葉を通してこれまで以上に深く感じました。
今、周りと違うことで孤独や違和感、息苦しさを感じているなら、その気持ちを否定せず、どうか自分だけは自分を信じてあげてほしいです。
たとえ理解されなくても、自分の気持ちと向き合う勇気は、きっと生きる力になるはずだと私は信じています。
そのことを、この作品を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
最初に台本を読んだとき、その世界観とテーマのユニークさに衝撃を受け、
これまで演じたことがない役だったので『ハレ』という役と共に成長したいと思いこの作品に挑戦することを決めました。
現場はとても温かい雰囲気で、共演者やスタッフの皆さんとのチームワークも素晴らしく、充実した時間となりました。
そのおかげで役と真摯に向き合うことができましたので、作品の完成が楽しみです。
このドラマは、「レンアイ」が存在しない世界という大胆な設定の中で、人間関係や感情の在り方を鋭く、そして優しく描いています。
視聴者の皆さんにも、「もし自分がこの世界にいたら」と想像しながら、登場人物たちの揺れる心に共感していただけたら嬉しいです。
ぜひご覧ください。
もしも世界に「レンアイ」がなかったら(DPNブックス)
ヤチナツ
一見ギョッとするような設定の作品で、 しかも連載終了から 2年以上経っていたので、ドラマ化のお話はまず驚きました。
人生初のストーリー漫画連載で不安なまま進んでいたこともありましたが、そんな本作が多くの人に支えられ実写ドラマになるなんてとても嬉しいです。
原作に奥行きを与えてくれる魅力的な脚本と、 存在感あるキャストの方々のおかげでより一層キャラクターが愛おしくなる気がしてワクワクしています。
ドラマ版 『もしレン』、 とても楽しみです!